萬福寺は1480年(文明12年)常陸在庁官人の税所貞成(さいしょさだなり)が開基となり、税所氏の菩提寺として開山したと云われています。寺裏には五輪塔数基が残っていて税所氏の墓所と云われています。寺宝としては県指定有形文化財の阿弥陀如来三尊像が安置されています。1295年(永仁3年)に造られた、この銅像は典型的な善光寺式三尊像で、阿弥陀如来が観音菩薩と勢至菩薩を脇侍としています。
また、寺の南西の畑の中に茨城(ばらき)童子の巾着石と呼ばれ、近隣の茨城(ばらき)廃寺の塔の露盤と云われる、一辺が1.1mの御影石を観ることができます。
住所 | 〒315-0042 石岡市茨城(ばらき)1-12-21 |