田島の金剛院の御本尊である十一面観音坐像は江戸時代の記録「府中雑記」によると、この近くの田島台にあった三面寺の本尊であったと伝えられています。運慶・快慶に代表される慶派仏師の典型的な作例で、県内の鎌倉時代中期の貴重な彫刻資料として重視されています。仏像本体の高さは、72.5cm本体・光背・台座檜材の寄木造りです。
近年、修理が行われた際に本体内から1652年(慶安5年)の墨書が見つかり江戸時代に修理が行われていたことがわかりました。
県指定有形文化財 | 木造十一面観音坐像 |
製作年代 | 13世紀 |
住所 | 〒315-0041 石岡市田島1-2 |