笠間市の稲田御坊(現・西念寺)を拠点に関東での布教を進める親鸞聖人に対し、修験僧としてそれまで人望を集めていた山伏・弁円は、人心が親鸞聖人に傾くのを快しとせず、ここに調伏のための護摩壇を築き、三日三晩祈祷した場所とされます。板敷峠にあります。
石岡市と桜川市の境界近くにあり、当時、親鸞聖人が石岡市方面への布教活動や、石岡市高浜から霞ケ浦を舟でたびたび渡り、鹿島神宮に参詣した際のルートにある山中です。殺害を果たせなかった弁円は、親鸞聖人を襲うため稲田まで押しかけたものの、親鸞聖人の教えに逆に感化されて改心し、その後親鸞聖人とともに布教に努めたと伝えられています。
住所 | 〒315-0101 石岡市大増3295番地外 |