2020 いしおかフォトコンテスト

　
　 講評

　好天に恵まれた青空の下、大量に収穫された見事な柿を箱詰めしている様子を撮影し作品に仕上げています。
石岡市（八郷地区）特産品の「富有柿」は秋の味覚を代表する果物で、皇室にも献上される程有名でテレビのニュースにもなっています。
作品を拝見しますと、画面手前に見事な「富有柿」と作業している人達を配置されて、後方に柿畑と山及び空を配置し柿の収穫の様子を的確に表現しています。
又、光の扱いも素晴らしく画面左上から差し込む秋の暖かい日差しで、柿の立体感や柿林の奥行き感を上手く表現しています。
特筆すべき事は、画面左上部に紅葉した柿の葉を画面に少し撮り入れた事によって、画面の奥行き感が更に強く表現されています。
作業している人達の背中にも暖かい日差しが差し込んで長閑に見えますが、白いマスクを着用し作業している光景は2020年の収穫風景かと思います。

　 茨城県芸術祭美術展覧会委員　高畑徹伸

茨城県知事賞

『収穫』　藤井　浩一 氏

石岡市長賞

『最高潮』　佐々木　隆 氏

石岡市観光協会長賞

『柿の実を見ながら』　田井　俊夫 氏

入選

『信仰の流れ』　服部　正雄 氏

入選 

 『優勝目指して』　山口　栄司 氏

入選　『里山の水車小屋』　鈴木　正美 氏

入選　『伝統の踊り』　佐海　忠夫 氏

入選　『春めきて』　平　堅次 氏