2019 いしおかフォトコンテスト

　
　 講評

　各地の公園や行楽地等では年末から年始にかけてイルミネーション（ライトアップ）が盛んに行われ、冬の風物詩であると共に観光の目玉になっています。最近は消費電力の少ない色鮮やかな発色のLED電球が使用され、年々スケールも大きくなっているようです。

　こちらは茨城県フラワーパークでのイルミネーションの作品ですが、緑のレーザーイルミネーションを大胆に画面上部に配置され天空に照射されている緑のレーザー光を強調する画面構成となっています。暗い公園内を色鮮やかなLED電球が明るく照らし出しロマンチックな情景を映し出しています。また、ロマンチックな公園内に小さく恋人？２組を写し込んだ事も秀逸です。これによってよりスケールの大きな作品になっています。２組の表情は読み取れませんが、平穏と幸せを願ってロマンチックなレーザーイルミネーションを二人でいつまでも見つめているのでしょうか。

　 茨城県芸術祭美術展覧会委員　高畑徹伸

茨城県知事賞

『恋人の聖地レーザーイルミ』　丸森 勝造 氏

石岡市長賞

『朝靄走る』　渡辺泰氏

石岡市観光協会長賞

『枝垂れ桜のリフレクション』　上野雅洋氏

石岡市産業文化事業団賞

『行楽日和』　平堅次氏

優秀賞　『競演』　山口栄司氏

優秀賞　『花見は自動車に乗って』　山口勝己氏

優秀賞　『里山を駆ける』　中根英治氏