講評

　快晴の紺碧の空に向かって、「いざ　天空へ」と向かって飛び立つ為の助走している姿を的確に捉えています。

　超広角レンズを用いて縦位置構図によって画面上部に紺碧の大空の高さをより高く表現し、画面下部に助走するパイロットの姿を小さく配置しています。

　紺碧の大空の中に弓状に大きく張った「キャノピー」とパイロットを結ぶ「ライン」のロープがピーンと張っている様子から、飛び立つ直前の緊張した時間帯を画面から読み取れます。

　主役の飛び立つ為に助走しているパイロットを手前に配し、画面上部の奥に赤いパラグライダーが空中遊泳している様子を配置することで、紺碧の空の高さを巧く表現された事と、更に高さを強調する策として、パイロットの赤いヘルメット・「キャノピー」の赤いライン・遠くの空中遊泳している赤いパラグライダーの位置が画面中央に一直線に配置されている様子から、快晴の紺碧の空が更に高く表現されて非常に格調高い作品に仕上がっています。

　 茨城県芸術祭美術展覧会委員　高畑 徹伸

茨城県知事賞

『いざ　天空へ』　林 昭 氏

石岡市長賞

『雲海と龍神山』　岡野 美郎 氏

石岡市観光協会長賞

『星降る山頂』　丸森 勝造 氏

入選

『鳴滝をきれいにする人々』　鈴木 正美 氏

入選 

 『静寂のブルー』　上野 雅洋 氏

入選

『雛めぐり』　高田 良昇 氏

入選

『幸せ運ぶ花園』　平 堅次 氏

入選

『星降る夜に獅子、願う』　高野 佑太 氏

入選

『楽園』　藤井 浩一 氏

入選

『昔ここにいたんだよ』　会田 孝志 氏

入選

『鐘よ鳴って！』　塚本 勝美 氏

入選

『筑波山に日が落ちる』　相澤 勇 氏

入選

『花園で笑顔』　竹内 治 氏